みんなで食べよう2010年02月15日

こないだは、祖母の誕生日。

一週間前の母に続き、やはりケーキのお目見えです。

今回は母が用意したトップスなチョコケーキ。
三人では食べきれず、半分は翌日以降に持ち越し

その翌日というのはバレンタインでした。
父にはゴディバなチョコをお供えです。

バレンタイン当日朝、祖母は私の目を見ずに

「チョコ、あげる人はいるの?」

と、さりげない感じにマセたことを聞いてきました。
というか、探りを入れてきました。
もち、いませんので

「ほら仏壇に…」

「あぁ。」

祖母はなんとも複雑そうに笑っています。
嫁行く気配のない孫…
夫と息子の仏壇に置かれたチョコレート…
結局あとあと三人で食べることになるそのチョコレート…

ただでさえ、ここんとこ甘いものづいているから
みんなちょっと食傷気味です。


バット
そうじゃないのが一匹いました。

「どうして?僕の分は?」
とっても不満そう。


次の日、
残りのトップス、私と母は先に食べました。

後で食べると言った祖母の分は、テーブルに出しておきました。

ほんのちょっとの間です。
三人が居間から姿を消し空白の時間。

そこで事件は起きました。

先ず母が
「あらっ!大変!」と叫び
駆けつけた私が
「うわっ!全部?」と驚き
やってきた祖母が
「あら~。お腹大丈夫?」


トトがテーブルの上に乗っかってペロリです。
そして当然の権利とばかりに満足そう。


チョコレートケーキ1人分、食べちゃった。
自分の頭位のケーキなのに全部食べちゃった。


なんかトトのあまりに悪びれないキョトン面と

食傷気味な私たちは

「トトだって食べたかったんだね~。」
「ダメでしょう。食べちゃ。」
「も~う、チュッチュッチュッ。」
「あとでビービーになるよ~。」
「太るよ、太る。」

それだけ。
だれもトトを咎めません。
むしろ微笑ましい光景です。

甘いものは人を優しい気持ちにさせるのね。
そしてこの甘い三人と一匹は

確実に太るのでしょうね。

そしてこの甘い三人と一匹は

確実に太るのでしょうね。
みんなで食べよう。甘いもの。