にぎりちゃん、にぎりちゃん。2014年05月24日

金魚の子供が我が家にやってきた途端に悲しいことが起こりました。

にぎりちゃんが旅立ってしまったのです。

茹でエビの江戸前にぎりのような更紗柄にちなんで
「にぎりちゃん」と名付けたかわいいオランダ獅子頭。
まだうちの子になって1年しかたっていないのに。

1年前のにぎりちゃん。少し大きくなったくらいであまり変わっていません。
成長はこれからという時だったのに。

にぎりちゃんは他の子よりもデリケートな子でした。

定期的に水換えをして水質チェックで問題はなくても
ちょっとすると、すぐににぎりちゃんだけヒレがギザギザしてきちゃう。
水換えすると翌日には治っているので特に治療をしたことはありませんでした。

昔、ブラックモーリーの「モリコ」という熱帯魚がいて、
この子も、同じようにすぐ白い綿(ミズカビ)で水換えサインをくれました。
モリコも水換えするとすぐ治っちゃう。

なのでにぎりちゃんもウッカリしている時に、水換えサインをくれているんだな、くらいに思っていました。

つい先日、にぎりちゃんの泳ぎが少し不自然に見えて、上見してみました。

明らかに片腹になっていました。片方のお腹だけポッコリ。
その影響で尾ヒレにかけて背骨も歪んでいます。
ポップアイじゃない、充血もしてない、松かさでも、穴空き病初期でもなさそう…

写真でしか見たことないけれど、稚魚がかかるという腎腫大症ではないかしら…?
でもにぎりちゃんは若いと言えども稚魚ではないし、活き餌をあげたことはないし、
卵詰まり?腸満?腹水症?…何れにしてもなかなか難しい病気です。

本人は元気ピンピン、食欲もあるし…ん~認めたくない。
便秘だ便秘!にぎりちゃんは単に便秘なんだ!と、取り合えず隔離。

慎重に塩水浴へ移行し、ついでにこの際ヒレのギザギザもちゃんと治せたらいいな。とか欲をだしてしまい、迷ったあげくお薬も規定の半量から投入してみました。

これがいけなかったと思います。

病気の自覚なく元気だったにぎりちゃん。
隔離されたらとても動揺して「なんでなんで?」と訴えてきました。
…そして翌日急に元気がなくなりました。
「私は病気なんだね…」ってガックリした様子でした。

あの時すぐに戻してあげればよかった。
いつもみたいにひたすら水換えで対応してあげればよかった。

なんで背骨が歪むほど片腹が腫れていたのか…
一体何が起きていたのか、ついこないだまでは全然普通だったのに。

今までを思うと金魚の体調がおかしいかな?という時、
大量換水で治る事のが多く、薬浴で効果があったのは導入前の白点病くらいです。
そう、青系の薬のみです。黄色系やオキソリン系で助かった子は今までいない事に気付きました。
薬負けしてしまうか、全く効かなかったり、せっかく治った場合でも、いつか再発し次は効かなくなる。といういずれかでした。

「早めに薬浴させないと手遅れになる」とよく目にする文句に
つい焦ってしまいワラをも掴む気持ちで投入を決意するものの、やっぱり後悔するのです。薬。

私はあれよあれよと、具合が悪くなったにぎりちゃんを見て
薬浴を中止。塩浴も濃度を下げて、また飼育水に戻すことにしました。

ギザギザでも片腹でも、また仲間のところに戻してあげたい。
そんな風に思いました。

ごめんね、薬、嫌だったよね?
塩水浴ですら、浮力バランスを崩してしまったにぎりちゃん。
水が変わるのが本当に苦手だったんだね。

目で確認できるエロモナス的症状はいっさいなくて、未経験の症状でした。
あともう少しだったのに仲間のところに戻せないまま、にぎりちゃんは息を引き取りました。

ほんの数日のうちに急変。環境と水質の変化でのストレスだったと思います。

あのまま、何もせずにいてもダメだったかもしれませんが
隔離で寂しい思いだけさせてしまったようで不甲斐なさで一杯。

私は決めました。もう薬はメチレンブルーだけでいいです。
私にはどうしても黄色系やオキソリン薬で治してあげられないのです。
何度も同じ失敗を繰り返してしまいましたが、もう迷わない。

早めの薬浴よりも、当たり前だけれど大事なのはやっぱり水換えなんですよね。

ここ数ヵ月のうちに、金魚のとらみちゃんを事故で亡くし、
アカヒレのハットリさんも寿命でお迎えがきました。
そしてにぎりちゃんまでハテナのまま可哀想に旅立ち、
長老オトシンクルスもそろそろお迎えを待ってるご様子なんです。。。

水草も減ってしまったし、仲間も減って急に水槽が寂しく見えます。
賑やかなコリパンボラ水槽と対照的な感じ。

哀しむ私を知ってか知らずか元気づけてくれるのは
元気いっぱいの金魚と青コリたち。
さらにトリーメントを終えて顔合わせ中の金魚の子供。
名前は「こうめちゃん」
にぎりちゃんにも会わせてあげたかった。

いつもルンルンにぎりちゃん。

どうしてあげたら良かったのか、本当にごめんなさい。
もっとたくさん遊びたかったね。

絶対またね。にぎりちゃん。にぎりちゃん。にぎりちゃん。

金魚とお別れするのは辛いです。








どれでもポチっと応援お願いします♪
ブログ村ランキング
女性アクアリスト 金魚 トイプードル

コメント

_ 優@HK ― 2014年05月26日 22時57分

それは残念でしたね・・・金魚は可愛くて、こういう経験を重ねてきても、やはりお別れの時には辛いです。
飼主がきちんと見ているか見ていないかと、その時々の瞬時の判断で結果が変わってしまいますし、私なんてひょっとしたら今も「良かれ」と思ってしている事が金魚達に悪い事もあるのかも><;

黄色い薬は、同感です。

強い子、弱い子、本当に様々ですよねっ。
そして自分や周りの事にも置き換えてみたりして、お魚から学ぶ事たくさんです。
毎回後悔も涙もいっぱいありますが、なんとか「ありがとう」ってお見送りしてます・・・^^

_ 28号 ― 2014年05月28日 23時11分

優@HKさん

本当に仰る通りです。一匹一匹顔も性格も違うかけがえのない子たちです。思い入れがある分、辛いですよね。
その時、よかれと思っていてもこればっかりはいまだに私も自信がありません。
元気な金魚たちのためにも、お別れした子たちのためにも、
手探りながら愛情だけは沢山注いであげたいですよね。

ありがとうございます!!

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://futababy.asablo.jp/blog/2014/05/24/7320648/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。