5年2013年02月24日

もうすぐ、父の命日です。

今日お芝居を観に行く劇場がたまたまうちのお墓の近くだったので、
帰りにお参りに行く事にしました。

観劇のあと最寄り駅で母と待ち合わせをして向かいます。

マチネ後ですから時間的には日が暮れる前。
春の日差しでまだ明るかったけれど、
とっても冷たい強風が吹いていました。

お花を整える手も、冷たい水でかじかみます。
そして柄杓でお墓に冷水をかけながら
「あったかいお湯をかけてあげたいなあ~」
とホカホカお風呂に浸かったお墓を頭に浮かべてしまうくらい
激寒ですっ。

風があんまりにもすごくて
「危ないからお線香はやめとこうか」
なんて母と話していたら
突然ピタリと風が止みました。

思えばいつも、
小雨が降っている時は、小雨はやみ
風が吹いている時は、風はやみ
曇っている時は、晴れ渡り
何処からともなく蝶々が飛んできたり、
誰か遠くで幸せそうな笑い声がしたり
お墓の前で手をあわす時には
不思議とまわりは穏やかになるんですよね。

あれからもう5年です。生きていれば64歳、定年間近。
来年には7回忌だなんて。
早いような遅いような。長かったような短かったような。

今でも色んな出来事がフラッシュバッグされます。

辛いこと、怖いことばかりじゃありませんよ。
病床にいてもとても明るくユニークな父だったので
ふと、思い出し笑いをしてしまうことだってあります。

そんな時、親に言える事って本当に「ありがとう」なんだなあって実感します。
隣で一緒に手をあわせている母親には長生きしてもらいたい。
とにかく誰ももう死んで欲しくないんです。
っていつかは無理な話だけど(笑)。

帰り道
「ねぇ、宝くじがあたりますようにってお父さんにお願いした?」
「あ、また忘れちゃった~。」
二人とも毎回、忘れちゃいます。
「お願いしたら、当たるかな~。」
「当たるといいね~。」
でもお互い、本当は何をお父さんと話したかは聞きません。

ただ、父が(夫が)ニコニコ笑っているのを感じながら
温かい気持ちで二人は家路につくのです。

「お父さん、ありがとうね。」




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コメント

_ きしだん ― 2013年02月25日 10時01分

お参りしているお二人をニコニコして見守っているお父さんの姿が目に浮かびますね(^O^)

僕がその時に子供たちにそんな風に思ってもらえたら幸せです。自信ないけど(笑)

_ 28号 ― 2013年02月25日 23時48分

きしだんさん

お子さんがいらっしゃるのですね!お子さんのためにも是非元気に長生きしてくださいね♪

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